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「翻弄者」 藤原 章生  (著)


 読みました。


14歳のときから、十数年間もフセインの宮殿に軟禁されていたという予言者。
薬物依存症の娼婦に思いを寄せ、併走するかのように、その世界に堕ちていく男。
キューバ革命の陰で、表現の自由を奪われ、追憶だけで命をつなぐ詩人。

毎日新聞特派員として南アメリカ、南アフリカ・ヨハネスブルグ、バクダッドなどで
取材活動を続けてきた著者が、
そこで出会った市井の人々の生き様を追ったノンフィクション・ノベル。


ノンフィクションといいながらどこまでも小説に近い?感じです。
とはいえ題材がとても興味深いのでいっきに読めました。
予言者の章は特に面白かった。